ロッカロッコ

パンクロック・メロコア好きの筆者が気に入ったバンドを、邦・洋問わず書き溜めていきます。

【第百回】Ellegarden - Marry Me

ついに迎えました、第百回。昨日はまたしても泥酔で更新できなかったんですけど。すいません。。。

今回で日替わり紹介は終わりとなります~。というわけで、本日は。やっぱり人生で一番好きになったバンドの、一番好きな曲を。ELLEGARDENで【Marry Me】です。

Marry Me

Marry Me

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ELLEGARDENエルレガーデン

日本・千葉出身の4ピースバンド。ジャンルはオルタナ、エモ、ポップパンクでしょうか。結成1998年。2008年からは活動休止していて、メンバーそれぞれ別のバンドで活動しています。

 

最近ハイスタが活動再開して、ハイスタ世代の方々の熱気を感じますが、エルレが復活したら私もこんな感じになるのかな~と思う。活動休止から9年。ハイスタを待ってた人は『THE GIFT』のリリースまでその二倍の年月を待ってたんですよね。それはもう、言葉では言い尽くせない感動だっただろうなって改めて思う。

 

私ももちろん、エルレの復活を待ってはいるけど、少し怖くもあるなあ。再開したときには、きっと私の知ってるバンドでは無くなるだろうなって。良いものであったとして、それを素直に「ELLEGARDEN」の作品として受け入れられるかなあ。まあでもそんなの、聞いてみないと分からないよね。まだいつ再開するかも分からないし。

 

 

実家に当時のロッキンオンジャパンがあって。活動休止に関するインタビューが載ってて。あえて詳しくはここに書かないけどさ。久しぶりに読み返して、泣いたよね。

実際何があったかとか知らないけどさ。本人達ですら分かってないこともあると思うんだ。何でもそうじゃんか。家族でも友達でも恋人でも。何かひとつの決定的な出来事があったわけじゃないけど、気付いたら少し難しくなってること。

それにバンドは、音楽性だけでも、人間性だけでも続けてはいけないから。同じメンバーが揃って音を鳴らせてるってのは、本当に奇跡なんだと思う。

 

そんな奇跡が起こってる時代に、このバンドに出会えたのは、私の人生でも最高の出来事のひとつです。エルレに出会う前にも好きだったバンドはいて、でも、自分が「ロックが好きだ」と実感するようになったのはこのバンドがきっかけ。

このバンドに出会ってなかったら、今の私は無いとまで言ってもいい。このバンドを好きになったから、音楽以外の部分でも、今に繋がる私の生き方があるんです。

 

 

最初に知ったのは【Space Sonic】。だから私自身、初期から知ってたわけじゃないんですよね。スペシャで流れてるのを観ました。そのときは海外のバンドだと思ってた。笑

それから少しして、お兄ちゃんが【Space Sonic】を聞いてて。あれ、これ聞いたことあるな〜と思って。改めて聞いてみて、カッコイイなと思って。ちなみにそこでお兄ちゃんと話して、初めて日本のバンドだと知りました。

 

それからCDを買いに行った。私は基本的にシングルよりアルバムを買いたい派なので、『Space Sonic』のシングルじゃなくて、『RIOT ON THE GRILL』を買ったんですよね。衝撃だったなあ。なんだこれ、カッコよすぎるだろって。

それまでは主に青春パンクを聞いてたから、新しいものが自分の中に入ってきた感じがした。そこからすぐ、ファースト、セカンドサードアルバム、全部買った。カップリングまで聞きたくて、シングルも買った。

そうこうしてるうちに『Salamander』が出て、『ELEVEN FIRE CRACKERS』が出て。アルバムはどれも、何度も何度も聞いたし、バンドスコアを買ってギターとかドラムとか練習した。

 

ELLEGARDENを知ってから活動休止するまで、3年。あっという間だった。でももちろん、それから今に至るまでもずっと、私の中で生き続けてるバンド。

その中で一曲選ぶって、結構難しかったけどな〜。一番好きなのは【Marry Me】かな。【Space Sonic】とも迷うけど、最初に買った『RIOT ON THE GRILL』で、一番聞いた曲だから。本当に好きで、"Won't you marry me" の部分をメールアドレスにしてた。笑

 

結構あっさりとした曲だと思います。でもアルペジオがすごく綺麗で、ギターソロが胸に刺さる。シンプルな進行だから、ボーカルの起伏や声の伸びが際立ってね。

何よりも、歌詞。すごく女々しい歌なんだけど、ただ「好きだった」っていうのを歌うわけじゃなくて。自分に対する自信の無さだったり、卑屈さだったり、憧れだったり、諦めだったり。そういう感情が、たった3分弱のなかに込められてる。

 

特に好きなのは、二番の始まり。

You're an idol in high school He was a quarter back
He has sold me a photocopy of your photograph

 

学園のアイドルと、花形スポーツマン。お似合いな二人。誰もが羨む結婚式。でも、君の写真を売るようなロクでもない奴なんだよ、本当は。

だけどそんな奴でも、自分が勝てる訳はなくて。そいつから写真を買って眺めるしかできなかった自分は、もっとしょーもない奴で、何も持ってなくて。

 

一見、報われない片思いを歌った失恋ソングに見えるけど、本当はこの歌は、自己否定の歌なんですよね。「結婚式」について歌っているようでいて、実は青春時代から積み重なってきた卑屈さを歌ってる。「僕と結婚して」って言葉も、その子に届けようと思って歌ってるんじゃない。

 

こういう、ある出来事を通して自分の内面が浮き彫りになっている歌詞を見ると、胸が熱くなるね。ただ出来事の表面をなぞるだけでもなく、ただ気持ちをストレートな言葉で表すでもなく。

風景と感情を想起させる、そういう歌詞こそ「アート」だなと思います。

 

 

 

というわけで、これにて第百回は終わりです。いつも目を通してくださった方、興味を持って覗いてくださった方、本当にありがとうございました。毎度毎度すっごい喜んでました。

これから何書こうかって決めてないけど、とりあえずは100バンドについて書いてみた感想を、また追い追い書こうかと思います。それではまた!

 

ELLEGARDEN BEST(1999~2008)

ELLEGARDEN BEST(1999~2008)