ロッカロッコ

パンクロック・メロコア好きの筆者が気に入ったバンドを、邦・洋問わず書き溜めていきます。

失うことを知っている人の詩(うた) / Our Secret Spot - the HIATUS

 

ハイエイタスの新譜が出て、私はすごくすごく楽しみにしていて、CDを買って家に帰って、即仕事を終わらせて聴いた。

 

いまの私は、なんとなく、それでいて、とてつもなく、悲しい。

 

 

全体的な曲の印象としては、メロディーよりもリズム。主体はピアノとドラムとボーカル、あと時々ベース。ギターはあんまり出てこないな、って私は思った。

好みか好みじゃないかで言えば、個人的にはそこまで好みではない。まあ、普段メロコアキッズだからね。でも、とにかくすべての作品が美しい。

 

ぜんぶ英語詞ってのも、結構振り切ってるなと思った。細美さんとしてはそのつもりはないと思う。彼にとって自然に出てきた言葉たちなのだと思う。

あとはさっきも少し書いたけど、歌詞のリズムをすごく感じる。音楽を聴いているというより、詩を読んでいるような感覚だった。ずっと歌詞を読みながら聴いたから、というのもあるとは思う。

 

 

悲しいと言ったのは、とにかく歌詞が、この人は「失うこと」を知っていると感じさせたから。

どういう風に感情移入すればいいのか分からない部分もあったけれど、そのことだけがすごく重く響いて、中盤まで聴いたあたりで、心がミシミシと音を立てるような気がした。

 

でもその「悲しさ」は、全部がネガティブなものではなくて。失ったもののことを歌いながら、後ろばかり見ているのではないというような。悲しくて、それでいてとても強い。

 

一曲一曲、思ったことは沢山あったけれど、それをここに書くつもりはない。

苦しい、でもとても優しい。痛みを知っている人ほど優しいというのはきっとこういうことで、優しい人ほど強いというのもきっとこういうことで。

 

まだ一周しか聴いていないけれど、このファーストインプレッションを言葉にして残しておきたいと思った。

私の人生で、この人に出会えてよかった。この人の作る音楽があって、本当によかった。