第六回の今回は、実はすでに解散してしまってるバンドなんですが、Something Corporate から【If You C Jordan】を紹介します。
Something Corporate - If You C Jordan
Something Corporate(サムシングコーポレート)
アメリカ・カリフォルニアの5ピースバンド。ジャンルはエモ、オルタナ。一応ポップパンクにも入るのかな?
活動期間は1998年〜2006年。2010年に再結成、ベストアルバムを出してツアーをしたあと、活動休止したようです。
このバンドが他とちょっと違ってるかなと思うのは、ピアノボーカルなのよね。キーボードがいるのはそんな珍しいことではないと思いますが(いやでもパンクでピアノってそんなに多くはないか)、ボーカルってのはあんまり見たことがないです。
やっぱピアノが入ると、エモさに磨きがかかるような気がするね。曲に透明感が加わるというか、綺麗な感じが出る。そのぶん切なさも増すような。パワーだけじゃない、繊細さというか。
あと、私の印象としては、メジャー調の曲が少ない。マイナーってわけでもないと思うけど、ポップさはやや抑えめで、やっぱりエモの色が濃いバンドだなと思います。
今回紹介するのは、【I Woke Up In A Car】とどっちにしようか迷ったけど(そっちもめっちゃ好き)、結局【If You C Jordan】にしました。
ひとつには、このバンドにしてはわりと明るめの曲なんじゃないかと感じたこと。ふたつめはMVが好きだったこと。みっつめは、「ファーッキュージョーダーン!」って歌うのが気持ちいいこと。
この曲は学生時代にひとりはいる、「イヤな奴」の歌なんですね。Jordan(ジョーダン)っていうイヤな奴。自分はそいつに嫌われてて、まあいろいろイヤなことされたんでしょうね、イヤな奴だから。
で、もう大人になったのに、まだ学生気分で鬱陶しいんだなコイツが。"He makes me sick"、もうウンザリ。そんな感じの歌です。
そういう前提でMVを見てもらうと、この「ジョーダン」っぽい赤髪のやつ、性格悪い顔してんな〜!って思うでしょ?ウザさ満点でしょ?(失礼)
なんかムカつくことがあったときは、この歌に乗せて、そして全部ジョーダンのせいにして、「ファーッキューーージョォーーーダァーーーン」って歌うんですよ。するとちょっとすっきりするんですよ。
残念ながらYouTubeでは "fxxk" の部分が音無しになってますが、ぜひexplicit版を聴いてください。ムカつく上司も、嫌いな同僚も、みーんなジョーダン。ファッキュージョーダン。

Played in Space! the Best of Something Corporate
- アーティスト: Something Corporate
- 出版社/メーカー: Geffen Records
- 発売日: 2010/04/27
- メディア: CD
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